よほど注意しないと、会社が空中分解する可能性があると思う。月曜日午後のミーティングは、プロジェクトの進捗確認だけではなく、会社全体に関わる重大事に関してだった。事前説明のない内容なのに通訳役となってしまい、はなはだ心地が悪かった。
昔から日本企業の海外進出について言われたことに対して何の改善も見られない。これまでしっかりとした説明をしながら仕事を進めてこなかったツケだ。落下傘部隊のように突然やって来た日本人だが、「姿も見えず、何を考えているのかもわからず」で、ただ「仕事をしてください」と言うだけでは、社員の不満が増大したとしても不思議ではない。会社設立時に社員に対して伝えるべきこと、例えば、どんな方針を仕事が進めるのかとか、日本の顧客の特徴などという話がまったくできていない。行おうという努力すらあったのだろうか。現地の事情を知らずの進出では、日本軍の東南アジア進出と同じではないか。
言葉での対話が困難だとしても、心の通わせ方はほかにもあるだろう。「この人たちと仕事をしていて(多少の)楽しさを感じる」と思ってもらえないと、その会社に属することに何の意味があるのかと社員が感じても当然だ。人を労働力としてしかみていないのだろうか。日系企業でソフト開発ができるという期待をもって入社した社員もいるはずなのに、反感を買うばかり。
A社長が「日本なら当たり前にできることが、ここではできない」と言うが、残念ながらここは日本ではない。いつまでもダラダラ会社に残るなんて態度はここにはないし、日本にもあるべきではない。率先して変革する態度をみせてほしいが、それは彼の意識次第。ゲームソフトがこのような非効率的体制で作られていること自体、素人の自分には大きな驚きだ。
さらに、自分は通訳としての仕事を会社に期待されているのだろうか?自分はゲームソフト開発に関わっていくつもりなんだけど。
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