阪急プレーブスのショート大橋について書いたら、昨日梶本隆夫さんの訃報に出くわした……。米田投手と「ヨネカジ」と呼ばれた名投手だった。
阪急は「ヨネカジ」の跡を継いだ福本、山田、加藤(秀)、マルカーノ、大熊などの時代に「黄金時代」を迎えるが、南海ホークスがダイエーに売却されたのと同じ年、オリックス(オリエント・リース)に売られてしまった。南海の身売りは噂に上っていたが、阪急売却は突然で驚かされた。
来月1日、阪急ホールディングスが人気球団タイガースを抱える阪神電鉄と経営統合する。皮肉なことだ。
昨日の夜、紀伊國屋で桂枝雀さんの著作を立ち読みしていた。彼がお気に入りの噺について語っているものだが、興味を引かれたて読んだのは、巻末に友人のイーデス・ハンソンが書いている解説文。小米時代の枝雀さんは「ほんまに死ぬ気やったらしい」と師匠の米朝が語ったと記している。枝雀さんは、「死ぬときは死ぬ。死なんときは死なん」とあっけらかんだったようだ。
出版から数年。枝雀さんは本当に逝ってしまった。会見で一番弟子の南光が「“ディープなうつ”に入っていかれた」と言っていたのを思い出す。小米と名乗っていた時代に一時テレビから姿を消した枝雀さんは、相当以前からうつだったに違いない。
イーデス・ハンソンは、EHエリックと岡田真澄の兄弟、ロイ・ジェームズらと、いわゆる「外タレ」の所期の人。関西弁が美しい。
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