Monday, December 10, 2007

Sleep Only to Feel Tired

雨が続いて嫌。眠れないどころか、ずっと眠ってしまう。そして寝言に悪夢。起きた時の疲労感がひどい。

「うるさい!うるさい、おまえ!」

誰に言ったのか知らないが、声に出してそう言った。直後、何かの説明を始めたが、途中で一瞬覚醒して自分自身の寝言に気づき最後まで言わず。枕元にあった本1冊を床に投げつけ、その本が落ちた音を聞いた記憶。投げつけたかどうかはどもかく、起きるとその本は確かに床にあった。

客のほとんどいないスーパーマーケットで、支払いを済ませようとしたが、レジに誰もいない。間もなくやって来た女性は店の制服ではなく、私服だったので勤務時間を終えていたのだろう。その人とほぼ同時に店の外に出て、「どちらにお住まいですか?」とたずねる。彼女は具体的な場所を言ったかもしれないが覚えていない。自分はらせん階段を意味して、右手の人差し指をグルグル回しながら、その手を少し上げてみた。「そうそう、そこです」と彼女。「そこならよく知っています。以前務めていた会社が近くでしたから」。どうやら、「Bugis」を連想していたようだ。

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裁判の被告になっていた……が、そうとは認識していなかった。フローチャートのように、書類数枚を「はい」「いいえ」で答えていった。各ページにある小さすぎる署名欄に署名する。監視しているのは原告女性の父親で、検事でもあり、判事でもある人。女性は高校生だった時のGFで、彼女は在日韓国人。実家では母親が、「この子は2000英ポンドを(原告女性のために)使った」と言っている。自分本人は何の事かわからないまま判決を聞くと、まさにその2000ポンドが決定的な理由となって有罪が下された。「検事と判事が同一人物で原告の父親で、弁護人もいない裁判なんて無効だ」と反論してみるが誰も聞いてくれない。

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監獄は大学の大教室か演奏会場のような場所で、正面には舞台もある。そこはやはり大学の教室で、囚人のわりには自由な気分そうな男女が決められた席に座っていた。自分の番号は「306」だった。どの人も、理由なくこの監獄で生活している。みんな、納得している様子だった。「気の毒なことに、あなたも選ばれてしまったんだね」といった表情で、親切に食事や机の使い方について決められている細かい規則を説明してくれた。朝食は8時で、「授業」は9時から。朝食が必要な場合は、事前に申し出る必要があった。授業科目は英語や音楽など。囚人服などなく、「着替えがない」と言うと、ある人が「一度、うちへ帰ればいい。タクシーを使うのはもったいないから、スクールバスに乗ればいい」。スクールバス?ここは自分の出身大学だった。「え、帰宅してもいいの?」と不思議がりながら、着替えを取りにバスでいったん家に帰った。母親に当り散らしながら、衣類の整理ケース1個を抱えて「監獄」に戻った。「衣類の管理はXX(欧米系女性の名前)に頼めばいいよ」とすぐ前の席に座っている女性が言う。

英語の授業。それまでの授業について、一切知らないので戸惑う。衣類管理のことを教えてくれた女性にこっそり説明してもらう。

この人とは、互いを知らないまま「相思相愛」の模様。彼女は、数人と共同で生活しているという家の所在を教えてくれた。(自分のような「新入り」には帰宅が許可されるとはいえ、生活は「監獄」の中だけのはずなのに……。)そこは実家から歩けば2~3分の場所で、この場所を訪れる気になった自分はどうやって「監獄」から出てきたのかわからないが、建物は3階建てほどの高さだった。1階の窓から覗いてみると、数人分の布団が見えたりして生活の気配がある。「家の前にツツジが植わっているのがうち。すぐ近くですね」と彼女に伝える。

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検事兼判事の男が横のドアから「監獄」に入ってきた。額の左側には中小極小の「日の丸」がペイントされている。罵声で抗議するが無視される。

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大教室ではなく、よくある大きさの教室では音楽の授業。その途中、原告女性が現れた。また抗議するが、彼女は「罪ははっきりしている。(アフリカの)コンゴであんたが子供の頃に描いたパレスチナの火山を背景にした魔女の絵が見つかっている!」コンゴ?パレスチナの火山?自分にはどれも意味不明だった。そして授業を担当している欧米人女性(もしかすると衣類管理の人と同一かも)が、怒りの表情でその絵を自分に手渡す。色褪せたその絵に描かれているのは、確かに「魔法使い」だったが、それは横山光輝の「サリーちゃん」じゃないか……。

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