Thursday, October 12, 2006

Sick Man Now Recovering

月曜日にもう一度クリニックに行った。別の医師だった。抗生物質の薬剤を右腿に注射された。

「かなり痛い注射なので、局所麻酔液を加えて注射するね。麻酔が切れると痛みを感じるよ」。足をひきずって帰ってきた。抗生物質の錠剤は、別のものClariwinになった。

そのクリニックから紹介状をもらって、昨日と今日、耳鼻咽喉科に行ってきた。Mt. E 病院内にあって、治療費がかかりそうな豪華なオフィスだった。

医師は低い声でこれまでの経過をたずね、専門医だから当然なんだろうけど、のどの状態を見ても驚くようなことはなかった。鼻腔と口内に何かを噴霧されて、10分ほど待つように言われる。少ししびれた感覚があったので、軽い麻酔だったのかもしれない。

別室に入って、画面を背にして座り、鼻からのどへスコープを通される。検査が終わると、ひげ面も鼻毛も写っている録画した検査の様子を見せてくれた。白い膿汁がはっきり見えた。しばらくして、今後は別室で左肩に2種類の注射。

このクリニックにはロゴ入りのバッグがあって、処方された鎮痛剤を入れて渡してくれる。スコープで撮った映像もDVD にダウンロードしてくれた。そこまでサービスしなくてもといいのにとも思った。

請求金額がちらっと見えたとき、S$200 を超えているのがわかった。しかし、それは合計金額ではなく内訳のうち最後にリストされていた金額だった。合計金額はS$480 近くに達していた……。DVD ぐらいもらってもいい。

帰り際、翌日(今日)も来るように言われ、まっすぐうちに帰った。タクシーでしか移動はムリとほんの1時間とちょっと前まで思っていたのに、バスで帰宅する気になっていた。帰宅して水銀体温計で検温すると、水銀が上昇せずに35 度のまま。測り方が悪いのかと思い、やり直したがやっぱり同じ。すでに熱は下がっていた。

今日。診察には10 分ほどしかかからなかった。ずいぶんきれいになった扁桃腺。「自分でも見てみろ」と手鏡を渡された。その後、昨日の1本目と同じ注射。もらった抗生物質は“Zinnat” で、合計でS$180 ほどだった。

4日間で4本注射。昔の日本では、当たり前だったけど、そのうち注射する医師は減る一方、点滴や薬剤での治療が増えた。シンガポールでは点滴を受けたこともなく、薬剤治療が主流のように思う。今回の注射の回数からして、症状がよほどひどかったんだろう。

しばらくつばも飲み込めないほど、すっかり病人で、中日優勝も北朝鮮の核実験も昨日まで知らなかった。

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