Friday, October 20, 2006

Nuclear Japan

「核武装に関する議論を封じるべきではない」という自民党の中川昭一政調会長と麻生太郎外相の主張に与野党から批判が出ている。民主党の小沢一郎代表は自由党党首時代の2002年4月6日に福岡市で行った講演で中国を批判し、「あまりいい気になると日本人はヒステリーを起こす。核兵器を作るなんて簡単だよ。一朝にして何千発の核弾頭を保有できる。原発にプルトニウムは30004000発分あるんじゃないか。そんなになったらどうするんだ。日本はそういうことになれば軍事力だって負けない」と述べている。

原則主義者のはずの小沢氏だが、新生党、新進党、自由党の創設の中心となったあと、民主党に合流。自民党田中派の同志で、新進党解体時に別れたはずの羽田孜とまたいっしょに民主党にいるなんて、どこに原則があるのかと言いたい。自民党を離党したころに持った政治家としての期待はすっかり失せた。

「鳩」なのに、これまでタカ派的発言の多かった鳩山由紀夫氏は周辺事態法について「核実験は中国もロシアも実施している」から適用すべきではないという。適用が適切かどうかはともかく、北朝鮮は日本に向けてミサイルの発射実験を行ったという事実が存在する。中国やロシアが日本列島に向けてミサイル発射実験を実施したことがあるのだろうか。

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