Sunday, January 18, 2009

Then Blair and Now Obama. Political Chameleons

数年前はトニー・ブレアのイギリス労働党を真似ようとした日本の民主党が、今度はアメリカで大統領に選出された民主党のバラク・オバマに倣おうとする。こんなことでいいのだろうか?

かつて新進党が突然、当時「The Economist」がさかんに言及していた「規模の経済(economy of scale)」を言い出したことを覚えているのは自分だけではないだろう。短絡的で信用ならん。新進党の初代党首は、首相経験者で今は自民党に戻って影の薄い海部俊樹だったが、実質上その代表的存在にあって第2代党首となったのは……。今日、自民党大会とともに民主党大会も行われた。現代表と、新進党から分かれて太陽党を結成し、その後民主党に合流した羽田孜が並んでいる写真を見て、またもや違和感が沸いてきた。自民党と相対して、清新な印象が必要なはずの民主党に、政治家としての潔さを持つ人がどれだけいるのだろう。

社会党から自民党田中派まで。その間に民社党、社民連、日本新党、新党さきがけ。何とか数を維持しようという意図がうかがえる。

乱を起こしたことのある加藤さんは、政界再編には2、3回の総選挙が必要だと言う。そうかもしれないが、そうだとすると宮沢内閣不信任以降の政治状況は何なのだろう?あの頃やかましかった「政治改革」や「政界再編」の大声が空々しい。

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