国民への一時金支給や選挙区割りが発表され、総選挙が近い。この時期ばかりは、普段露出度の少ない野党が話題になる機会も増える。
国立大学(NUS)で29日、450人以上の学生を聴衆にして政治フォーラムが開催された。もっとも大きな喝采を浴びたのは与党議員ではなく、20年以上も議席を維持しているシンガポール民主同盟のベテラン議員、チャム・シートン氏だったという。チャム議員は「一党政治の継続を望むのか」と問い、「有権者が望んでいるのは“与党内野党”ではなく本物の野党だ」と訴えた。
フォーラム終了後も30人ほどの学生は同議員を取り囲み、少なからず興奮した様子だったらしい。国が成熟すれば、意見は多様化する。今の学生世代が指導者となる20年後以降のこの国を想像してみたりする。
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