どうしても日本に戻ることを想像しがたい。「山はきれいだけど閉鎖的だから、住む
なら目の前が開けた海辺の方がいい」などという、まったく具体性の欠落した考え
しか浮かんでこない。
ここでこうして覚醒時間を仕事に費やし、また仕事以外の時間を「The
Economist」を読むことに費やし(an intelligent way of making my
whole brain numb)、昔の「World Series」ビデオを見て過ごし、方策を考
えることさえができない自分が極めて腹立しい。永住権申請はその方策のひとつに
違いないが、かなりの客観性をもって「どうせダメ」と思っているので、またこの国に
対する不満が大きいから、申請書すら手に入れていない。
睡眠時間は、長さも時間帯もかなり混乱してしまっている。目覚めた瞬間、両手首
の脈拍が騒ぎ始める。脈拍が早くなるのではなく、静かな状態の何倍か「大きく」な
る。その音が聞こえるような気がするほど。血管が破裂するのではないかと思うほ
ど。きっと、覚醒と同時に不安で血圧が急に上昇するのだろう。この脈拍の状態は、
目覚めた後も続く。気絶の第一段階。
Alcohol intake record:
November 20 (Sun.) – 22 (Tue.): red wine
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