Sunday, July 06, 2008

Day of Pro-Wrestling Videos

「Dailymotion」で、プロレスビデオを4つ見た。

アントニオ猪木Xザ・デストロイヤー(昭和46年5月19日、大阪府立体育会館)
アントニオ猪木Xカール・ゴッチ(昭和47年3月6日、大田区体育館)
アントニオ猪木X大木金太郎(キム・イル)(昭和49年10月10日、蔵前国技館)
新日本XUWF(5対5エリミネーション・マッチ、昭和61年3月26日、東京体育館)

猪木Xデストロイヤーは「第13回ワールドリーグ戦」準決勝第1試合。(第2試合はジャイアント馬場Xアブドーラ・ザ・ブッチャー)アメリカでの放送を録画したもの。日本語の実況はほとんど聞き取れないが、実況は清水一郎アナウンサー、解説は芳の里、リポーターは徳光和夫。その後「うわさのチャンネル」で、徳光アナがデストロイヤーに4の字固めを決められて悶絶するのは、彼がプロレスアナだったことに由来する。1971年の映像を見て、「キラー・カーン(小沢正志)」「藤波辰巳(現辰爾)」「(フライング)ヤマハ・ブラザーズの山本小鉄」を見つけたコメンテーターは驚いている。試合宣言をする遠藤幸吉の風貌と服装を見て、「mob star」「ヤクザ」とも。レフェリーはユセフ・トルコでそのカウントも早さに「He wants to go home」。
この日、猪木は馬場への挑戦を直訴し、日本プロレスが崩壊を始めた日でもある。篠原リングアナもなつかしい。
猪木Xゴッチは新日本プロレスの旗揚げ戦で、ドキュメンタリー風の作りになっている。美しい!倍賞姉妹も映像に登場する。山口百恵主演の「赤いシリーズ」の第0作「顔で笑って」の時代かな。レフェリーはここでもユセフ・トルコ。
「日本人X外人」が当たり前だった組み合わせの慣習を新日本が猪木Xストロング小林で破り、猪木X大木はその第2弾とも言える(もちろん大木金太郎は韓国籍だが……)。レフェリーは豊登でリングアナは倍賞姉妹の弟、倍賞鉄夫。実況舟橋慶一、解説は桜井康雄と遠藤幸吉。
試合後の両者の涙が感動的で、2人の友情は最後まで続くことになる。張本勲がその友情について、大木の晩年に「(40年前の約束を守るなんて)チャンピオン、あんた男や」と言っていた。
新日本が旗揚げした当時はNET(現テレビ朝日)も中継していなかったが、猪木Xデストロイヤーと猪木X大木はテレビ観戦していた。長い年月が経ったものだ。
新日本の中堅若手が設立したUWF。いずれ消滅してしまうが、ここではその実力を十分に見せている。新日本の勝利に「日本プロレス除名騒動」で猪木と因縁深い上田馬之助の貢献大。出場選手は、新日本:星野勘太郎、上田馬之助、木村健吾、藤波辰巳、アントニオ猪木、UWF:山崎一夫、高田伸彦(現延彦)、木戸修、藤原嘉明、前田日明。古舘、しゃべりすぎ!

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