Wednesday, April 07, 2010

A Cloudy Day in Winter

冬の曇り空の下、山間の町を歩いていた。だが、建物は見当たらない。何のために歩いていたのかはわからない。枯れているわけではないが葉のない木々が並び、その枝の間から鉛色の空がのぞき、雨上がりなのか、雪解けなのか、道はぬかるんでいた。「この辺りは昔は墓場だった」と案内役の人が言う。気が付けば高さ1.5メートル、幅50センチほどの薄い構造物が整然と並んでいる。表面に光沢はなく、黒い色をした茶葉様のもので包まれていた。墓石だと解釈した。いつの間にかいっしょに歩いていた女性いて、彼女が「地震だね」と言った。また別の女性はこの土地が墓場だということを知らないのか、「私はここにもう家を建てたから」と言う。確かに和風家屋の縁側が見えた。新築なのか、乱雑さは全くなく、縁側もかなり長いようだった。この縁側から10メートルほどだろうか、斜面があって、その下には舗装された道路が、そしてその向うにはまた葉のない木の山があった。色彩のない白から黒の夢だった。そしてけさ早く、スマトラ島北部南西側の沖で本当にM7.7の地震が発生していた。

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I went out tonight to buy “Russian Adjectives.” I couldn’t find it. I believe I’ve seen a book of this title, but now I’m not so sure. It seems Kinokuniya has more books on Russian than a week ago.

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