Sunday, February 25, 2007

A Diplomat being Diplomatic

朝日新聞が、スイスが仲介するイスラエル・シリア秘密交渉のイスラエル側担当者とのインタビューで、外務官僚の同担当者が日本は「経済援助は積極的だが、仲介外交で何かしたとの話は聞いたことがない。イスラエル、パレスチナ双方と良好な関係を持っており資格はある。試してほしい」と述べたと報じ、「期待を示した」と結んでいる。こういうのを外交辞令と呼ぶ。「期待を示した」の代わりに「落胆を示した」でも結べるコメントだが、読み手に与える印象は正反対。少しの記者経験からすると、「述べた」「話した」だけでは物足りなさを感じて、文をどのように終わらせるか苦労することがある。「警察が懸命に捜査している」とか、本当にどこまで懸命なのか確証もなく使う常套句があるが、こういったのも含めて無責任な文章だと思う。

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