Wednesday, January 10, 2007

Tokyo Governor, Rampaging Tigers, Strife in India, Sun or Crescent

昨夜、体罰に近い記憶がいくつかよみがえってつらかった。これも催眠療法で言う“emptying the cup” の一部だろうか?

お付き合いのまったくない東京都知事が夢に現れた……。自分から借りたい本があるらしく、「学校の研究室」に向かった。誰かといっしょに歩いていて、「自宅じゃないの?(都知事の)お母さんは自宅に住んでるらしいよ」と言われたが、「研究室に違いない」と答えて会いに行った。借りたい本が何だったのかはっきりしない。「小六法」だったようにも思う。都知事の服装は、立ち襟の白シャツに細いネクタイ。色は青系。厚手の上着はグレーでこれも襟がなかった。似合ってると思った。研究室の窓には授業に関する張り紙があり、その中には「英会話コース」のものもあった。

「この英会話の先生、1回目の授業に来たっきり、コース終了まで来なかった」と不満を伝えたり、会話は親しげだ。「この英会話の先生」の名前は、「Maupas-SANT」となっていた。「モーパッサン」?都知事には翻訳も依頼され、書類をもらった。

翌日だろうか、うちにいるときに都知事から電話をもらう。別の本も借りたいらしい。「今、(シンガポールの地名だったが、覚えていない)にいるのでしばらくして着く」。「じゃ、あと30 分ほどですね」。

彼がうちに到着したとき、驚いた。何の企画か知らんが、家の前を象とトラが猛獣使いと歩いている。トラはおとなしくしておらず、人を襲い始めている。象とトラは次々とやって来るが、都知事は「暴れて当然」と考えているのか平然としている。一方、都知事に渡す「メディア用語集」という本が見つからない。誰か(誰?)に手伝ってもらいながら本棚を探すものの、やはり見つからない。代わりにインドの紛争の歴史について書かれた本を手にとって、内容がどれだけ新しいものかチェックしていた。

学校の授業に出席していなさそうな自分のことを母親が兄に相談している。「あの子、読書感想文、どうしたんやろ。もう書いたんやろか?」という具合。学校の事情を知らないのに勝手なことを言い、それも自分にではなく、兄に相談していることに立腹する。小学校やないから「読書感想文」なんてものは宿題にない。あってもそんな名では呼ばない。それに卒業に必要な単位数をすでに満たしているので、不要な授業に出席していないことを心底イライラしながら説明する。

暴れ回るトラを撃とうとする人もいて、周辺は大きく混乱していたが、場面は南アジアのどこかになる。後でインドだとわかる。都知事はもういない。

対立する2つのグループ間の銃撃に巻き込まれる。宗教対立だと理解していたようだ。銃撃に倒れる人もあれば、撃たれて左腕を失くした少年もいた。お互いにかばい合いながら、生き延びようと必死だ。対立を仲介して収めようとする西洋人女性が木の上に設けたテントにいたが、撃ち合いは終わらない。自分も右手指数本を飛ばされていた。味方だと受け入れてもらうと、人びとは誠に親切だ。銃撃戦の最中で、食器が不足していることもあろうが、いっしょにいた彼らは皿から手で食べ物をつかんで口に運んでいた。イスラム教徒だ。とすると、対立している相手グループはおのずと明らかだが、夢ではそれははっきりしなかった。

場面から見えるかなりの標高の山。山頂は氷河となっている。インドのカシミールに違いない。ご丁寧に氷河部分には、“GLACIER” と刻まれている。まるでハリウッドのあの看板のように。山頂から巨大な岩が2つ、転げ落ちてきた。みんなが顔を上げ、その様を凝視している。何かの儀式なのか、はたまたこれで対立を終わらせようとする手段なのかわからない……。

うちの最寄駅。真冬のようだ。大阪方面行きのホームには銃撃に疲れた人が大勢いる。あの腕を失った少年とその家族の女性。彼の母親なのか祖母なのか不明。本来とは逆方向のホームに電車が入ってきた。周りの人たちが自分ら3人に「先に乗れ」と言ってくれた。女性が線路に下りて、閉じてしまったドアを叩く。再び開いたドアから乗り込んで座席を確保。多少落ち着く。大阪方面へと走り出した。どこへ向かおうとしているのだろうか。欠けてしまった自分の右手の指を見て、女性は「いずれ、三日月か太陽かわかる」と謎めいたことを言った。車窓の外に彼の母語で書かれている映画の看板を見つけて示してあげると、少年はうれしそうに歌い始めた。

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