Sunday, August 29, 2004

Good Bye, Lenin

1989年10月。ハンガリーはすでにオーストリアとの国境を開放していた。東ドイツ国民は同盟国ハンガリー、そしてオーストリアを抜けて西ドイツへ脱出していた。

「グッバイ・レーニン」はちょうどその頃の話。東ドイツで理想の社会主義国家建設に燃えた母は、反政府デモに参加している息子の姿を見て倒れる。8カ月の昏睡状態から目を覚ました母のために、息子は現実を知らせまいとかつての東ドイツを再現しようと試みる。「トラビ」に乗って郊外に出かけた母親が話し始めたのは…。

ちょうどその頃(天安門事件から4カ月ほど)、成田空港で鄧小平が軍事委員会主席の座を辞任したことを知った。オレゴン州ポートランドを経てジョージア州アトランタのはずれにあるホテルに到着。到着してすぐテレビで見たのは、ベルリンの壁をブチ壊している人たちとコメントしているチェイニー国防長官(現副大統領)だった。

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